
女性の体は繊細なので体調や精神状態、食事内容、生活リズムによっても生理の状態は左右されますよね。特に妊娠を意識している時は排卵期以降にいつもと様子が違う出血がくるとそれが生理の前触れなのか、着床出血、あるいは不正出血なのか自分では判断しかねると思います。
しかしその時点では病院に行くよりも、まずは妊娠検査薬でチェックしてみようかな、と思う人が大半なのではないでしょうか。
そこで「着床出血」と「妊娠検査薬」について気になったのでリサーチしてみました。
着床出血とは
受精に成功した受精卵は子宮へ下って行きます。そして「絨毛(じゅうもう)」と呼ばれる受精卵の表面を覆う微細な突起が子宮壁にもぐりこむ時に子宮内膜を傷つけることがあり、微量ですが出血することがあります。その血は下り物とともに排出されますが、その時に見られる出血のことを一般的に「着床出血」といいます。
着床状況によって出血の有無が分かれますから、すべての人に着床出血があるわけではありません。おおよそ50人に1人の割合で出血が見られるそうです。
時期は生理前1週間~生理日前後と言われていますが、通常は生理予定日2,3日前後に着床出血を見ることが多いようです。
色はほとんどの人が下り物にうっすらとピンクか薄い赤色、もしくは茶色の血が混ざっている状態で、量は出血が始まってからだいたい1~3日で終わるようです。
着床出血と妊娠検査薬を使うタイミング
それでは着床出血だった場合、妊娠検査薬を使用するタイミングはいつごろがいいのでしょうか?
生理予定日あたりに着床出血と思われる出血があった場合、順調であれば早期検査薬ですぐに判定出来ます。
現在日本で販売されている妊娠検査薬のHCG検出基準は50mLU/mLですが、早期妊娠検査薬の場合は25mIU/mLです。おおよそ排卵後12日前後で検査が可能ですが、これはHCGが順調に分泌されていた場合のことですから、実は妊娠しているにも関わらず人によってはその日数ではまだHCGが基準値に達してなくて陰性反応になってしまう可能性もあります。
例えば病院では陰性と診断されたのに数日後それでも体温も下がらず生理がこないので検査薬で調べたら陽性反応が出て妊娠していたという人もいらっしゃいます。つまり自分が思っていたよりも排卵日がずれていて計算違いをすることもあれば、生理予定日にまだHCGが基準値に達していなかったということも起こり得ます。
しかし出血が見られたのに生理も来なくてなおかつ陰性反応が続く状態であれば、それは着床出血ではなく「不正出血」かもしれません。
着床出血と不正出血の違いとは?
では不正出血とはどういうものなのでしょう?
生理以外の時期に出血が見られる場合、それはすべてにおいて「不正出血」と呼ばれます。実は「着床出血」という言葉も医学用語ではありません。医学的には「妊娠初期における不正出血」と位置付けられていますが、ここでは着床出血と不正出血をわけて考えたいと思います。
不正出血の原因は様々でホルモンバランスの乱れや薬の副作用によるもの、婦人病、流産によるものと広範囲にわたります。排卵の際におきる「排卵期出血」いわゆる「中間期出血」というのもあります。
私も排卵期出血を経験したことがありますが、これが一番着床出血と似ているため見分けがつきにくい出血かもしれません。
まとめ
私は2人出産しましたが、両方とも着床出血がありました。ちなみに義妹は3人出産しましたが、一度も出血したことがないそうです。「それはどんなもの?」と聞いてきても、着床出血を経験したことのない彼女は特に強い興味も示しませんでした。
ですが生理予定日付近で着床出血らしきものを見てしまうと、女性としては「もしかして妊娠のサインかも」と感じてかなり期待度が上がってしまいますよね。ある程度時間が過ぎればはっきりと結果が出ると頭では分かっているのに、どうしてもその時にすぐ知りたい気持ちになってしまう。このジレンマは妊娠を待ち望んでいる多くの女性が経験するものではないかと思います。
それでも早期妊娠検査薬の出現によって、そのジレンマを感じる時間は飛躍的に短縮されています。多くの場合、生理予定日あたりに早期妊娠検査薬を使用すれば妊娠の有無をおおよそ確認できますが、かといってその時に出た判定結果が100%絶対ではないことも事実です。着床出血や検査薬だけで判断するのではなく基礎体温もしっかりつけて体温がどういう状態になっているのかを確認してしばらくは忍耐強く様子をみる、ということも大切なことではないかと思います。
ちなみにそれが結果的に着床出血ではなく不正出血であった場合には、過信せずにすぐに病院で検査してもらうことをお勧めいたします。
期待していたのに妊娠ではなかった、とわかった時の脱力感はなんともいえないものがありますが個人的には気分転換のために何かでリフレッシュするよりも、思いっきり泣いて悲しみをしっかり感じ切ってしまうほうがスッキリして最後にはうまく気持ちが切り替わりました。体だけでなくセルフケアも必要なことだと思います。
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