
最近ではまだ上のお子様を授乳中の時期に「妊娠したかも!?」という方も少なくありません。また二人目不妊で悩む方も増えていらっしゃいます。
授乳中の妊娠で一番慌てるのは「断乳」。卒乳の時期はもう少し先だと思っていたのでかわいそうで躊躇する。でもやはりここは強制的に終了すべき?と悩むお母さんもいれば、反対にそろそろ二人目妊娠希望、でもまだ妊娠しないのはこの子の断乳をしてないせいなのかしら?と悩むお母さんもいらっしゃいます。
そこで「授乳中は妊娠しにくいのか?」また、「授乳中に妊娠したら断乳すべきなのか?」というテーマについてリサーチしてみました。
授乳中の妊娠の症状と兆候
●妊娠しにくい?
授乳中であっても、生理が戻っているのであれば排卵しています。生理が再開するタイミングは人それぞれですから、生理がまだ戻ってないのに妊娠した!という人は、生理が再開するであろう月の排卵で妊娠したということになります。
また、生理が再開したばかりで出血量や日数も短く安定していなくても、排卵していれば妊娠可能です。しかし生理が戻っていても無排卵月経である可能性もありますから基礎体温も順調であるかどうかきちんと確認するほうがよいですね。
●症状と兆候
授乳中の妊娠の症状や兆候も人それぞれです。一人目の時と同じような兆候だったという人、つわりは軽かったという人、逆に重かったという人もいます。かと思えばまったく気がつかなかった、という人もいますから、特に一貫性はないようです。
ただ、授乳の際に吸われると非常に乳首が痛くて辛かった、下腹部が張るような痛みがあったという方もいらっしゃいます。これは授乳中でなくても妊娠初期に起きやすい症状ですが、授乳中なのでなおさら敏感に感じることがあるかもしれません。
●妊娠検査薬は反応するのか?
授乳中に特有のホルモンが出ているから妊娠検査薬で誤認判定するのではないか?という心配をされる方もいるようですが、授乳中に出るホルモンと妊娠判定に必要なホルモンは違うので、授乳中でも妊娠検査薬できちんとした結果をみることができます。
断乳するべき?効果的な断乳方法は?
●断乳した方がいいとき、症状
昔は子宮収縮の恐れから妊娠が発覚したらすぐに断乳すべき、と勧められていました。もちろん今でも早産・流産のリスクを減らすためにすぐに断乳を勧める病院が多数を占めていますが、最近は「無理な断乳は必要ない」、という病院も増えてきています。
正常な妊娠であれば授乳が原因の流産というのは通常はありませんが、授乳時に下腹部が張る、または出血があるなどの兆候がある場合には病院で相談し、医師の指示に従いましょう。
反対に、上のお子様がずっと吸い続けてくれたおかげで出産前には助産師さんから乳首の状態もよくほめられた、という方もいらっしゃいます。
妊娠時の授乳によって体に異変がないのであれば問題ないでしょうし、なんらかの問題や不安を感じるようであれば断乳したほうがよいでしょう。
効果的な断乳方法
断乳するにあたってはお子様が生後半年以降であれば哺乳瓶を使ってミルク混合にしていき、最終的には完全ミルクへ切り替えます。哺乳瓶を拒否するのであれば母乳をあげつつミルクを混ぜた離乳食を進めて様子をみましょう。お腹が張る、出血があるなどの兆候がないのであれば無理な断乳は控えた方がいい時期です。
1歳前後のお子様の場合はフォローアップミルクなどを併用して少しずつ母乳から離します。ストロー飲みやカップ飲みが出来るようにしておきましょう。離乳食を増やし母乳以外からの栄養を積極的に摂らせるように努めましょう。
私の知人の方で、上のお子様が1歳を過ぎたころに妊娠がわかり、授乳中でした。 乳首に痛みが生じたため、この機会に断乳に踏み込まれたそうです。夜は授乳しながら寝ていくお子様だったので、しばらくはおんぶで乗り切ることに。大体30分、長い時だと1時間程おんぶしていたこともあったそうですが、徐々に時間も短くなり、いつしかおんぶから添い寝で寝るようになったとのことです。
卒乳するまでの期間、なかなか大変だと思いますが、無理のない方法をいろいろと試されるといいですね。
まとめ
上のお子様が1歳前後でまだ断乳していない時に妊娠した、という方も多いですが、2歳すぎても卒乳せずにいたら二人目妊娠、という方も増えています。出産後も新生児とともに上の子も一緒に授乳することをタンデム授乳といいますが、そういったスタイルで子育てされるママさんたちも意外といらっしゃるようです。
私は卒乳してしばらくしたらすぐに妊娠しました。妊娠しやすい体質の人は妊娠中でも授乳中でも関係なく妊娠するのでしょうが、授乳をやめたほうが妊娠しやすい体質の人もいるのだと思います。「妊娠かも!?」という兆候が続く時には妊娠検査薬でチェックするか病院で確認してみましょう。
私の周りには授乳中に妊娠してしまった人たちがけっこういますが、断乳したお母さんたちは、「病院の指示で」「お腹が張るのでやむを得ず」「切迫流産気味だったから」という人がほとんどでした。
「断乳の時は本当にかわいそうなことをした」「辛い思いをさせた」「ミルクを受けつけてくれなかったから、仕方なく断乳した。パパに抱っこされながら夜中何時間もママとおっぱいを求めて泣き叫ぶ子供の声が聞こえるのをじっと我慢して耐えた。」
など、こちらまで胸が痛くなるような話もあれば、「夜中に少し泣いたけど翌日からは全然飲みたがらなくなって楽だった」というケースもありましたし、「結局出産まで授乳し続けちゃった」と朗らかに話すお母さんもいて、本当に人それぞれだなと思いました。
必要に迫られていないのであれば授乳中でも断乳しなくてもよいものですが、緊急でやめる必要がある方もいらっしゃると思います。その場合は致し方ないことです。それ以外で断乳されたい方はお子様の精神的負担も考慮しながら上手に進めていきたいものですね。
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