
「うちの子、すごく人見知りするんです」幼児を持つお母さんから良く聞く言葉です。さっきまで公園で元気いっぱい暴れまわっていたのに、近くにいる人に声をかけられたとたんに、お母さんの後ろに隠れてしまう…挨拶すらできないのでは、ほんとに困ってしまいます。
では、今より少しでも積極的な我が子の姿を見られるように、
- 人見知りの原因、理由って?
- 人見知りの子供にやってはいけないこととは?
- 人見知りをなくすために効果的な対策は?
について、リサーチしてみました!ぜひ参考にしてください☆彡
子供の人見知りの原因は?個性?
人見知りは、赤ちゃんの頃からすでに始まっています。お母さん以外の人に抱っこされたら泣くのも人見知りのです。幼児期はもちろん、大人でも人見知りはあります。これは、知らない人(慣れていない人)に対して、不安感を抱いたり、緊張感を覚えたりしたときに現れ、人間にとって必要な感情の一つだそうです。
子どもは不安や緊張を和らげるために、お母さんにしがみついたり、泣き出したりしてSOSを出しているのです。これからゆっくりと自分の中の感情のコントロールを学び成長していく過程として、人見知りがあるのです。
やってはいけないこと
子どもの人見知りを治すために、一番やってはいけないこと、それは、子供自身に無理をさせること、だそうです。親が良かれと思い、人見知りして尻込みする子供を無理やり他の子どもと遊ばせた場合、本人は楽しくないことがあるかも。時には遊んでいるうちに楽しいと思えることもあるかもしれません。でも、いざ自分に置き換えてみて考えると、あまり楽しいとは思えない気がします。
先ほどもふれたように、人見知りは誰にでも現れる必要不可欠な感情で、少しずつ自分で克服していくもの。ここで無理をさせることで、もっと人見知りが激しくなったり、爪を噛む、乱暴になるなどの行動が見られるようになることもあります。
また、大人になってからも極度の人見知りやそれによるパニック障害などのトラウマを残してしまう可能性がゼロではないそうです。怖いですね。
体験談の中で、無理やり他の子供と遊ばされて、親の前では仲良く遊んでいるように見えても、実際は全然楽しめていない。他の子から、見下されたりと親には見えないシビアな子供の世界が繰り広げられていた、という方がいました。
他の子供たちと遊ばせるのは、本人が本当に楽しんでいるか、をきちんと見極める必要がありますね。
人見知りに効果的な対策
では、人見知りをする我が子のために、何かしてあげられることはないのでしょうか?
基本的には時間はかかりますが、ゆっくりと子供の心の成長を見守ってあげるのが一番だと思います。でも、子どもに無理をさせるのではなく、親として子どもに手本を見せること。親が、自分からすすんで挨拶をしたりお話しをしたりする姿を子供に見せるといいですね^^
でもこれは、意識しなくても普段から自然にやっているのでは?そんな普段の姿を見て、子どもたちは学びます。子どもがお母さんの後ろに隠れていても、時には会話中に「ねっ!」などと同意を促して会話の中に入れてあげてもいいと思います。恥ずかしくて余計にお母さんの後ろに隠れるかもしれませんが、それでも大丈夫。
後で、「さっきは恥ずかしかったねぇ」と子供の心に同意して寄り添ってあげてもいいでしょう。とにかく、繰り返し繰り返し“怖くないよ”“安心して大丈夫だよ”と行動でメッセージを送ってあげてください。
そして、人とふれ合う機会を増やしてあげることも対策の一つです。公園に出かけたり、地域活動、親子クラブに参加したりと、調べてみると親子で参加できる行事がたくさんありますよ。ただ、何度も言いますが、子どもを他のお友達や大人と無理に遊ばせようとしないことが大事です。とにかく、他の人がいる場にすこしずつ慣れるだけでいいのですから。
人見知りは、大半の子どもに見られる成長過程の一つです。
しかしながら、他の人がいる場所では家族の人にも言葉を発することができなくなったり、固まってしまったり…など、一般的な人見知りよりかなり激しいと思われる場合は、心配であれば市町村の保育士さんや支援センター、小児科に相談してみることをお勧めします。
中には場面緘黙症の可能性が疑われる場合があります。相談して違っていれば安心できますし、プロにその子に合わせた対策を聞くこともできます。私自身が心配性ということもあり、息子が小さいころは市のセンターへ何度か相談へ行っていました。風邪等で小児科に行ったついでに、気になることをいろいろと相談もしました。考えるよりまず気軽に相談をしてみてください。何よりも心が軽くなりますよ。
まとめ
人見知りの一番の薬は、とにかく気長に成長を見守ってあげること。決して子どもに無理をさせないことです。
かく言う我が息子も、人見知りをします。良く観察していると、人見知りというより、どうやら“超”がつくほどの恥ずかしがり屋のようです。恥ずかしくなると指しゃぶりを始めてクネクネして私の後ろに隠れます。でも、成長するにつれて、クネクネしつつも挨拶ができるようになり、「何歳?」の質問にも答えられるようになりました。
恥ずかしさはまだ残っているようですが、知らない人に声をかけられるのが、恥ずかしくもあり嬉しくもあり…というのが現在の本音のようです。こうして成長を見守り続けているうちに、正々堂々と知らない人とお話しできる子になるのでしょうか?そのうちこのクネクネ姿を見られなくなると思うと、ちょっと寂しい気がします。
「うちの子、すごく人見知りするんですよ~うふふっ」と笑ってお話しながら、後ろに隠れる“今”を楽しんで子育てしていきたいと思います。
(Photo by Ernst Vikne)
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