
ついに赤ちゃんがお腹から出てきて喜び一杯でも、ママの闘いはまだ続きます。なるべく切開は回避したいことですが、そうなってしまうのはやむを得ない場合がほとんどです。初めてのお産の場合、やはり切開の痛みがどんなものなのか気になるでしょうが、実際のところ陣痛の痛みの方が強いので、切開の痛みはわからなかったという人が多数です。
どちらかというと、そのあとの縫合のほうが陣痛より痛かった、という方もいます。幸いにも会陰切開せずにお産を終えたママは、回復も早く日常生活も戻りやすいですが、縫合中の生活は多少の不自由に見舞われます。今回は、会陰切開で縫合した場合、
- 痛みはいつまで続く?
- 切開するとき、縫合するとき麻酔は打つ?痛い?
- 出血、かゆみの対処法は?
- 抜糸するとき痛みは?
- 溶ける糸はいつ溶ける?
以上のことをまとめました。
痛みはいつまで続くの?
痛みの期間は人それぞれですが、一般的には約1ヶ月程度です。裂け方、切る長さも違います。しかし大きく切開した、あるいはひどく裂けてしまったというような場合を除き、平均的に3日程度で傷口はふさがり、1週間程度で痛みが落ち着き、乳幼児の一ヶ月検診の頃にはだいたい回復しているものです。人によっては、もう少しかかることもありますが、あまり長引くようであれば、なんらかの異常があるかもしれませんので、診察していただくことをお勧めします。
また、 座ったり立ったりする時に痛みが走りやすいので、そういう時にはドーナツ型のクッションが役立ちます。特に授乳時は座るので、どうしても下半身に負荷がかかります。なので、痛みがなくなるまで必ずドーナツ型クッションをお尻に敷いて座るようにしました。私はさらにU字型のクッションをひざにおいて赤ちゃんをその上に乗せて授乳していました。そうすると体の負担はかなり減りました。出来るだけ会陰付近に圧力がかからないようにすることで、ずいぶん痛みを回避できますよ。
会陰切開で麻酔は打つ?
会陰切開する場合は、麻酔を打つこともありますが、医師もとっさの判断ですぐに切る、ということもありますが、通常は麻酔がなくても陣痛の痛みでわからないことがほとんどです。
私は吸引のために通常より大きく切開するので麻酔します、と言われて、こんな柔らかい部分に針指すなんて!と一瞬恐怖が走りましたが、陣痛の痛さのために、注射を打つ感覚さえわかりませんでした。縫合時も通常は麻酔します。但し麻酔の効きは人によって違うので、打っても痛みを感じる方は、我慢せずに医師に伝えるようにしましょう。
溶けない糸を使用する場合は抜糸がありますが、その際には麻酔はありません。
出血、痒みの対処法
出血や痒みがある時は、どの部位が出血や痒みを起こしているか正確に判断して対処するためにも、自己判断せずに医師や助産師に相談して処方していただきましょう。
痒みは傷が治りかけているサインでもありますが、外性器全体に急に強い痒みを感じる時はカンジダを発症している可能性もあります。慣れない授乳生活で免疫が落ちて、傷口から菌が入ってしまうこともあるのです。産後1ヶ月は一番注意すべき時期です。また、出血がある場合には縫合口が化膿したり血腫が出来ている可能性もありますから、必ず診察してもらいましょう。
抜糸するとき、痛みはある?
抜糸は多少の痛みは伴うでしょうが、抜糸した後は楽になった、という意見が大多数です。私は溶ける糸で縫合しましたし、二人目は裂けた部分をリングで留めました。なので、抜糸そのものの体験はありませんが、リングを外す時はやはりそれなりに痛かったです。ですが、外した後は非常に楽になりました。
溶ける糸はいつ溶ける?
だいたい1ヶ月健診の時には溶けているものですが、人によってはまだ残っていることもあります。それでも2ヶ月も経てばすっかりなくなっているでしょう。溶ける糸はひきつれているような違和感を感じる方も多いようです。その場合は、ひきつれる部位を抜糸してもらうとすぐに楽になった、という意見が多数ありました。
まとめ
お産の最中や産後に、自分が意図したことと病院側の対応が食い違う時、それが一番心残りになるものだと思います。医師に対する信頼も薄れますし、誤解を生みださないためにも、一番重要なことは、バースプランにしっかり自分の意思を書いて提出しておくことです。会陰切開や麻酔についての見解もしっかり伝えておかないと、予定と違ったことが起きた時、こちらからの意見がなければ、病院側の判断で進みますから、きちんと調整して双方に食い違いがないようにしておくことをお勧めします。
私は最初の子の分娩時に止むを得ず大きく切開したため、産後は非常に苦労しました。日常生活では縫合そのものの痛みはそれほどわかりませんが、排泄時に傷跡を刺激するので、それが辛かったです。乳腺がつまったり、赤ちゃんの抱っこで膝を痛めたり、縫合で皮膚を引っ張られて、肛門の一部に皮膚が薄くなったところが出来たのか、しょっちゅう切れ痔にもなりました。妊娠中より、産後の生活の方がよっぽど大変だなと思いましたが、その分、二人目は一人目の時の教訓から予防対策も出来て、回復も早かったです。
また、傷の回復には休養も大切ですが、食事から栄養をしっかり摂ることも重要です。皮膚の蘇生を早めるにはたっぷり栄養を摂ることです。
とにかく産後は傷口の回復のために、日常の動作に注意して行動するように努めましょう。
Image courtesy of Kittikun Atsawintarangkul at FreeDigitalPhotos.net
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