
ピルを服用される方の理由は様々です。目的はおおまかには生理不順であったり、避妊であったり、あるいは生理痛が重いなどがあげられると思います。
「長年服用してきたけれど、そろそろ中止したいな」と思い始めると、やめた後どうなるのか?という心配がよぎることもあると思います。
- ずっと服用してきたけれど、もしやめてしまったら副作用でなにか体に影響があるものなのだろうか?
- 吹き出物、いわゆる大人ニキビにピルがいいということで服用して改善されたけど、やめてしまったらまた出てしまうの?
- 一度やめてもまた再開できるものなの?
という3つの疑問に対してリサーチしてみました。
ピルをやめると副作用がでる?対策は?
薬というものは副作用というものがつきものです。ですが、ピルはホルモン剤であり薬ではありません。やめたからといって特に副作用というものが生じることはなく、ピルによって体になにか害が出るということは通常はありません。
しかし、ピルによって体はホルモンバランスをうまく保っていたわけですから、やめてしまえば元の状態に戻りやすいのは確かです。
また、ピルを中止するということは再びホルモンバランスに狂いが生じることもあるわけですから、その影響で体調が崩れる、また精神的に不安定になる、というようなことも起こり得ます。
ピルを服用される方たちのそもそもの大半の目的は生理不順や生理痛などの不快な症状からの解放ですから、やめると以前あった症状が再び起こる、ということはある意味自然なことです。
ピルを中止するということは、その後はピル以外の方法で症状を緩和する方法を見出す必要があります。しかし逆にピル服用以前よりも症状が緩和されたという方たちもいます。いずれにせよ中止後の自分の体調をよく観察し、管理していくことが大切です。
ピル中止後にニキビがひどくなる?対策は?
ニキビ対策でピルを飲む方もいらっしゃいますが、飲んでいる間は効果があったがやめたらまた元に戻った、あるいはさらにひどくなったという方たちがいるのも確かです。また、ピルにも様々な種類があるのでその人によって体に合うタイプと合わないタイプのものもあるでしょう。
そもそもホルモンバランスの乱れから生じているニキビに対してであればピルは効果がありますが、その他の原因で出来ている場合には効果を感じることはできないでしょう。以上の理由から、「ピルを摂取しはじめて肌がきれいになってよかった」という人もいれば、「変化はなにもなかった」「むしろ悪化した」という人もいるわけです。
中にはもともとはニキビ肌ではなかったのに中止したらニキビが顔中に出来て大変なことになった、という方もいらっしゃいます。ピルをやめたことによる一時的な反応であることがほとんどですが、長く続くようであれば病院に相談する必要があると思います。
ホルモンバランスを整える働きをするものはピルだけではありません。そしてピルによって思う結果が出ない場合にはニキビの本当の原因がなにかを突きとめる必要があります。食生活の改善だけで大きく変わることもありますし、別の対策が必要なこともあるでしょう。
ピル服用中止後、再開できる?
一度ピルの服用を辞めた後ですが、再開はいつからでも出来ます。特に大きな問題はありません。
ただし、ピルはホルモンのバランスを調整する働きをするものですから、短期間に何度も中止、再開を繰り返し行うようなことはなるべく避けるべきでしょう。
まとめ
ピルは薬ではありません。ですが人工的にホルモンバランスを調整するものですから、いわゆる薬の服用で生じる副作用とは質が違うものの、服用を始めた頃はしばらく飲み始めにだるい、吐き気がする、頭痛がするなどの症状が出ることもあります。逆に中止することによってそういう症状がしばらく出るということもあり得ます。
ピルにも様々な種類がありますから、自分の体質に合うものを選ぶ必要性があるでしょう。人によってはピルによる「人工的な働きかけ」そのものが体質的に合わない、ということもあります。
私自身は人工的な働きかけによるものが体質的に受け付けないようなので、おそらくピルは使えないだろうと思います。私のようにピルそのものが難しい人たちは、エッセンシャルオイルとかハーブ、天然系サプリメントなど、より自然な形のものを試してみればいいのではないかと思います。
また、ピルには副作用はないと言われてきましたが、リスクがないわけではありません。最近では静脈血栓症のリスクも挙げられているので、薬ではないからといって油断はできません。血液検査が必要なこともあるでしょう。そして長年服用されている場合には乳がんなどのリスクも考慮して、婦人系のがん検診を積極的に受けることをお勧めします。
ピルは通販でも購入できますが、自己判断で入手するのはなるべく避け、信頼のおける医師によく相談してから開始し、なにか異変や異常を感じることがあればすぐに病院に行くようにこころがけましょう。
ただし、病院にまかせきりにするのではなく、服用にあたっては自己責任の部分もあるわけですから臨機応変に対応できるよう、ピルに関して自分でも確かな知識を持つように心がける必要があると思います。
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